【リワーク】グループからチームへ

こんにちは
 
84期復職トライアルも3週目が終了しました。
来週が最終週で、「リワーク発表会」もあります。
 
当院リワークプログラムは、人間関係づくりを大切にしています。
そのための必要な要素のひとつは「コミュニケーション」です。
 
他者とのコミュニケーションにはストレスがつきもの。コミュニケーションを深めることで人間関係がつくられるとわかっていても、ちょっと面倒だなと思うかもしれません。
 
でも、ちょっと面倒なことって大事だったりします。
 
やめるのは簡単だけど続けると何かうまれてくる可能性があったり、そのひと手間がよいスパイスになったり。でも、ちょっと面倒かもなんですけどね。
 
リワークの経過でみていくと、最初は「復職」「再就職」を目標に集まった不特定多数のメンバーの集団(グループ)が、紆余曲折、切磋琢磨しながら自己成長や個人の目標達成だけでなく、他者の成長や目標達成も含めて、復帰をめざすチームへと変容していくことがあります。個人の目標達成だけでなく、リワークプログラムに関わるみんなの目標達成や成長を促していくようなチームになっていくことが。
 
自分のことだけでなく、他者のこともみることができる視点が増えていくのかもしれません。なかなか難しいことですけど、目指してみるのもありかもしれません。
 
毎日のトレーニングの中で、メンバー間のコミュニケーションが増え、コミュニティ(共同体)として安心感が生まれ、一歩踏み込んだコミュニケーションができるようになる。お互いが一歩踏み込むことで混乱や衝突もうまれたりします。しかし、それを繰り返すなかで、チームとしての土台ができ、みんなで成長していこうという推進力や一体感がうまれてきます。
 
ひとりではできないこと。
リワークでは、他者の力、チームの力をサポート資源として活動していきます。社会生活や日常生活の中で、チームとしての一体感や達成感を得られる場所はどのくらいあるでしょうか?探してみると、灯台下暗しで意外なところにあるかもしれません。みつからなくても大丈夫。
 
みつからない場合は、これからつくっていきましょう。
 
復職トライアルの終盤になると、チームとしての成長を考えるきっかけが増えてきます。トライアルチームはどのような変化を遂げたのか?そして、チームの成長が、個の成長につながったのか?など、いろいろ思いがめぐります。その体験をされた方々が何を感じるのか、気づいていくのか。最終週は、そんな一か月を振り返っていく週でもあります。個人としてだけでなく、チームとしての1ヶ月の歩みも振り返ってみましょう。
 
ちょっと面倒なことでも、ひとりではなく仲間と一緒なら、チームとしてなら一歩踏み出せるかもしれません。
リワークでの体験が成長やスキルアップにつながることを願っています。
 

最後に、今回のテーマにも関連した書籍の紹介です。
 
グループがチームになるには?グループとチームの違いは?チームづくり(チームビルディング)についてはコチラの書籍がわかりやすいです。スポーツだけでなくビジネスからプライベートまでチームづくりについてのノウハウがつまっています。管理職の方にもおススメです。
 
「今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則――『ジャイアントキリング』の流儀」 仲山 進也 (著)
 
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来期のスケジュールはコチラ >>>> リワークスケジュール2019年2月
※パスワードはリワークプログラム内に掲示してあるものです。
 
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当院では、休職・退職された方を対象にリワークプログラムを行っています。
メンバーで支えあいながら、「主体性」「楽しむ力」を養うこと、取り戻すことをテーマに活動しています。参加をご希望の方は、診察の際に主治医にご相談ください。