推薦図書 part13

ポケットの中の祈り 26人のアンソロジー

いのちのことば社フォレストブックス

日々生きていると、時に「なぜ、こんな苦難が自分に降りかかるのか…」と、打ちひしがれるような思いになることがあります。

カウンセラーであってもそれは同じです。

表面的には普通にしていても、人に会って愉快に過ごすようなエネルギーはとてもない時に、ふと目にした言葉が、あたかも一筋の光のように、私たちの目の前を明るくしてくれることがありますね。

この本は、クリスチャンの作家、哲学者、芸術家などの著作から、そんな一筋の光につながるような詩文を集めて編まれています。自分の置かれた状況で、どの人のどの言葉が響くかが変わってくるのも面白いものです。お気に入りの言葉が見つかったら、自分の大事な言葉として、時おり思い出してみると、気持ちがすーっとなったり、顔を上げてみようかという思いになるかもしれません。

小説を読む気力がない時でも、こういった短い文章なら、パラパラと眺めやすいと思います。ぜひお手に取ってみて下さい。

カウンセラー 木下 芳美

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