疲労のモニタリングとリラクセーション

※6/14更新

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の情報をはじめ、負荷が高い情報やネガティブな情報を繰り返し視聴していると、心身の調子に影響を及ぼすことがあります。情報を得ることは大切なことですが、過剰に取り入れてしまって調子を崩さないように注意してください。
 
気分転換の一つの方法として、下記の記事の呼吸法も活用してみてください。
 

疲労のモニタリングとリラクセーション

新型コロナウイルスの影響により、生活が様々に変化していることと思います。また、この
時期気温の上下が激しく体調面でも不調が表れやすい時期ですね。
本日は、この時期に起こりやすい疲労と不安との付き合い方についてのお話をさせていた
だこうと思います。
 
先が見えないこと、心配が常にあることで不安になるということは、人間にとって、実はと
ても自然な心の状態です。そして、不安を感じるということは危機回避にとってはとても大
切な心の働きでもあります。
 
しかし、気分の良いものではありませんし、気が付かないうちに普段より疲れやすくなりま
す。
 
いつもよりイライラする、そわそわする、意欲が落ちる、物忘れをしやすい、などの状態で
表れたり、頭が痛い、肩がこる、眠りにくいなどの体の変化も表れやすくなります。
 
余裕がない時こそ、「いまは疲れているんだな」という自覚をもって積極的に休憩をしてみ
たり、楽しいことをしてみたり、手を抜いてよし、と切り替えてみたり、と、「不安から意
識的に気をそらすこと」をしてみるのもいいと思います。
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今回はこんな時に使いやすいリラクセーションである 10 秒呼吸法をご紹介します。
 
まず、楽な姿勢で軽く背筋を伸ばし椅子に腰かけるか、または寝ながら行ってください。
手をお腹にあてるとお腹のふくらみとへこみが分かりやすく、やりやすいです。
目は開いていてもつぶっていても構いません。
過呼吸の症状がある方は主治医に相談してから行ってください
 
<やり方>
① 口からゆっくり息を吐き切ります (この時お腹はへこみます)
② 吐ききったら鼻から息を吸い込みます(お腹は膨らんでいきます)
③ 吸い込みきったら、2~3 秒息を止めます(緊張)
④ 口からゆっくりゆっくり息を吐いていきます
このとき「力が抜けて手が重くなる…重くなる…」ということを意識すると力が抜けやすいです。(弛緩)
⑤ ①に戻ります
 
緊張と弛緩を繰り返すことでリラクセーション効果を高めます。
最初は 10 回程度からはじめてみましょう。
 
心理士