当院で行っている検査について 1

すっかり秋めいてきました。残暑もやわらぎ、少し過ごしやすくなってきました。
皆様、快適な睡眠はとれていますでしょうか。

今回は睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)についてのお話です。

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に10秒以上の呼吸停止が1時間当たり5回以上、
または一晩に呼吸の低下を30回以上繰り返す状態を指します。
日中の強度の眠気や起床時の頭痛、熟睡感が得られないなどの自覚症状を伴います。

生活習慣病と密接に関係しており、放置をすると高血圧、循環器疾患、脳卒中などの合併症の発生が高まり、
生命の危険を招く危険な疾患です。

睡眠時無呼吸症候群は特殊な疾患ではなく、
日本では潜在的な患者が約200万人、治療が必要な患者は約30万人と言われています。

生活習慣を改善することや適切な治療により快適な睡眠を取り戻すことが出来ます。

当院では、ご自宅の睡眠中に検査機器を装着していただく検査を行っています。
気になる症状のある方は診察の際御相談下さい。

看護師 菅原