【リワーク】継続すること:第2回日本うつ病リワーク協会年次大会in福井

こんにちは。
 
平成最後の復職トライアルとなる【87期】もいつのまにか折り返し地点。
当院のリワークプログラムも2012年1月から現在のスタイルになってから7年が経過。基本的なコンセプト「主体性」「楽しむ力」の向上はそのままに、段階的に進化してきています。
 
その進化を支えているのが、リワークメンバー(参加者)の積極的な取り組みです。
メンバーが主体的に取り組むことを継続してきてくれたことで、当院のリワークの伝統といえるような「復職トライアル」を中心としたメンバー同士で支えあう・教えあうスタイル(メンタリング機能)が継続しています。これからもこの伝統を継続すること、その上に新しいものを積み上げていくことを続けていけるような環境づくりを心掛けていきたいと思います。
 
さて、毎年4月は全国規模でリワークプログラムの研鑽の月でもあります。
 
2008年にうつ病リワーク研究会が結成され10年が経過。2018年2月には一般社団法人日本うつ病リワーク協会の設立につながりました。年次大会(学会のようなもの)も12回目(リワーク協会となって第2回)となりました。
 
「第2回日本うつ病リワーク協会年次大会 in 福井」
 
今回の大会テーマは「笑顔をとりもどすために」。 ↓詳細はコチラ↓

大会テーマの実現に向けて、全国各地のリワークの取り組みや、最新の知見、今後の展開を学ぶ最良の機会となります。当院も研究会の時から積極的に大会に関わり、発表や勉強を通してリワークの質を高めていくことに注力してきています。今年の大会でもリワークメンバーに還元できるような知見や体験を持ち帰りたいと思います。
 
リワークプログラムは、運営側だけでなくリワークメンバーの主体性や関係性、その相互作用が大切な要素となります。これからも、リワークメンバーが当院のリワークプログラムを経由して、新しい人生をつくるきっかけを生み出せるような環境をつくっていきたいと思います。そして、すこし休憩したいときには一時のとまり木のような、悩みに捉われてしまったとには駆け込み寺のような場所であり続けられるように、リワークプログラムを継続していきたいと思います。
 
そのような思いを持ちながら福井にいってきたいと思います。
 
また来週です。

 

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うつ病・不安障害などで、休職中・退職された方を対象にリワークプログラムを行っています。メンバーで支えあいながら、「主体性」「楽しむ力」を養うこと、取り戻すことをテーマに活動しています。参加をご希望の方は、診察の際に主治医にご相談ください。