【リワーク】ライフイベントとストレス 年末年始のすごし方

こんにちは。
 
年末年始は、何やら立て込んで忙しかったり、世の中のバタバタした空気感に当てられたりして息切れしそうな時も・・・。寒暖差もすごく、急な変化・大きな変化がストレスとなって、こころやからだに影響が出る場合もあります。そんな年末年始のストレスとうまく付き合っていくための方法をひとつ紹介します。
 
ストレスは悪いものって思いがちですが、ポジティブな面もあります。よい刺激となって、がんばる力になって成長につながったり、生活に張りをもたらしたりします。それでも、過度なストレスは不調の要因にもなるので注意は必要です。ストレスがたまった時は『発散すること』が大切ですが・・・今回は『ストレスに気づく』ことを考えてみたいと思います。
 
ライフイベントとストレスについては、アメリカの社会生理学者のホームズとレイ(Holmes&Rahe,1967)の研究が有名です。人生のいろいろな出来事のストレスに点数をつけて、年間のストレスをチェックします。(気になる方は「ライフイベントとストレス」でネット検索してみてください)
 
転勤や引っ越し、結婚、別離などといった、人生の節目となるような大きなライフイベントはストレスが大きいのは予測しやすいかなと思います。ですが、この年末年始で気づいてもらいたいのは、年末年始の家族行事や忘年会や新年会、冬休みや長期休暇など、“毎年のこと”のようになっているイベントです。
 
例えば、下記のような年末年始はいつもとは違うことが増えたりします。
・外食や飲み会の増加
・久しぶりに会う人が増加
・夜更かしが増える
・長期の休みで生活リズムが変わる
・旅行や実家に帰るなど場所の移動や変化が増加 などなど
 
生活リズム・対人関係・食生活・移動などいろいろな変化でいっぱいです。知らないうちにいろいろストレスをため込んでしまっているかもしれません。楽しいことでもストレスはたまりますので注意が必要です。そこで、ストレスに気がつく方法として”記録すること”「生活記録表」を紹介します。
 
例えば、当院のリワークプログラムで使用している生活記録表の場合はコチラ↓。手帳やスケジュール管理アプリなど使いやすいものでもOKです。
生活記録
まずは「活動」や「睡眠」の記録をつけてみましょう。「活動」と「休息」のバランスが乱れていないかチェックするのに役立ちます。ストレスが重なっていたり、眠気や疲労がたまっていたりしないか振り返ってみましょう。この時期は、食べることが増えて、運動が減ってしまうことで・・・・ということに気づくきっかけになるかもしれません。
 
今回は『ストレスに気づく』ことについて紹介させていただきました。『気づく』ことで、気持ちが落ち着いたり、ちょっと休憩しようと思えたりして行動が変わることもあります。年末年始のいろいろな変化に目を向けて、ストレスに気づくことで、こころとからだのバランスを整えていきましょう。

 

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当院では、休職・退職された方を対象にリワークプログラムを行っています。
メンバーで支えあいながら、「主体性」「楽しむ力」を取り戻すことをテーマに活動しています。参加をご希望の方は、診察の際に主治医にご相談ください。

リワークプログラムは、2018年は12/28(金)まで、2019年は1/4(金)からとなります。
スケジュールはコチラ↓
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