血圧のお話

寝苦しかった夜も落ち着き、最近は朝晩と寒い季節になってきました。

夏は落ち着いていた血圧も寒くなるにつれて徐々に上がってきます。

本日は高血圧についてお話したいと思います。

 

現在日本には約4300万人の高血圧者がいると推定されています。

これは成人人口の3分の1に相当します。

高血圧の治療には生活習慣の改善や薬の服用が必要になります。

食生活では塩分は6g未満を目標にしましょう。出汁を濃くしたり香辛料や酢やレモンなどで味にアクセントをつけると減塩しやすくなります。

また、野菜や果物を積極的に摂取しましょう。ほうれん草などの緑黄色野菜や果物、きのこ類、海藻にはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富です。積極的に摂取しましょう。

 

そして治療効果知る上で、家庭血圧測定は有効な手段になります。

血圧はできれば毎日測定・記録しますが、出張などで測定できない日もありますので、

あまり神経質にはならず、できる日に測定するくらいの気持ちの方が長続きします。

まずは自分でできる健康管理から!

 

看護師  増田

当院で行っている検査について 1

すっかり秋めいてきました。残暑もやわらぎ、少し過ごしやすくなってきました。
皆様、快適な睡眠はとれていますでしょうか。

今回は睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)についてのお話です。

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に10秒以上の呼吸停止が1時間当たり5回以上、
または一晩に呼吸の低下を30回以上繰り返す状態を指します。
日中の強度の眠気や起床時の頭痛、熟睡感が得られないなどの自覚症状を伴います。

生活習慣病と密接に関係しており、放置をすると高血圧、循環器疾患、脳卒中などの合併症の発生が高まり、
生命の危険を招く危険な疾患です。

睡眠時無呼吸症候群は特殊な疾患ではなく、
日本では潜在的な患者が約200万人、治療が必要な患者は約30万人と言われています。

生活習慣を改善することや適切な治療により快適な睡眠を取り戻すことが出来ます。

当院では、ご自宅の睡眠中に検査機器を装着していただく検査を行っています。
気になる症状のある方は診察の際御相談下さい。

看護師 菅原