自律訓練法 とは、心身の調整法。
1930年頃にドイツの精神科医シュルツによって開発された心身の自己調整法です。日本でも1952年から導入され、今では医療・教育・産業・スポーツなどの領域に広く普及し、活用されています。
自律訓練法は「体から心へ」働きかけて、体と心の緊張を低下させることができます。生理的には自律神経系の過剰興奮が緩和され、心理的には気分が穏やかになって安定し、「緊張モード」から 「リラクセーションモード」に心身の状態が切り替わります。この訓練法を習得することで、過度の緊張がとれ疲労が回復し、ストレスの影響が強いと考えられる様々な心身の不調が改善すると報告されています。
● 自律訓練法の効果
・ 蓄積された疲労の回復がえられる。
・ イライラせず、おだやかになる。
・ 自己統制力が増し、衝動的行動が少なくなる。
・ 仕事や勉強の能率があがるようになる。
・ 身体的な痛みや精神的な苦痛が緩和される。
・ 内省力がつき、自己向上性が増す。
● 自律訓練法をトレーニングする際のポイント
・ 勉強ではなくトレーニングなので、一定期間続けて体得する。
・ 訓練の目的を持つこと。
・ 「受動的注意」、簡単に言うと、力まないで取り組む。
● 練習の準備
・ 静かな場所を選ぶ(慣れてくると通勤途中の車内や仕事の合間でもできるようになります)。
・ ネクタイやベルトなど体を圧迫するものはゆるめる。
・ 空腹時は避け、トイレや気になる用事などあれば、済ませてから練習に入る。
● 練習の姿勢
・ イス姿勢の場合は、足裏全体が床につくようにひざを自然に曲げて座る。 足は肩幅程度に開き、手は軽く開いてももの上に手の平を下に向けて置く。
・ ベッドや布団の場合、枕(あまり高くないもの)をあてて仰向けに寝る。両腕は体から少し離して
置くか、軽くひじを曲げて下わき腹に置く。足は軽く開き、足先は楽な感じで開く。
● 練習の方法
・ リラックスした状態で、公式(基礎練習は第2公式まで)を頭の中で繰り返す。
・ 終わったら、必ず消去動作をする。(両手の開閉、腕の屈伸、深呼吸、最後に開眼)
・ 1回の練習は3分くらい、あまり長くやらない。集中できなかったり、眠くなったりした時は、
短時間に済ます。できれば1日2〜3回の練習がのぞましい。
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